2010.04.29
団地の価値というのは、その団地の住戸を買いたいと考える人がどれだけいるかで決まります。
ですから、価値を高めるには、買いたくなるような仕掛けを作るということがポイントになります。
これから連載で仕掛けの例をご紹介していきます。
団地によって状況が異なりますので、これはと思うものをピックアップしてご参考になさって下さい。
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まず、第一に取り上げたいのは、コミュニティ機能を高めることです。
なぜコミュニティが最初に取り上げられるのか不思議に思われる方も多いでしょう。
しかし、次のように考えてみて下さい。
マンションを買いたい人が下見に行くとします。そこにはそっくりなマンションが2つ並んで建っています。
片方のマンションはゴミが所々散らかり、自転車もバラバラに止まっており、すれ違う人も全く他人行儀です。
しかしもう一方のマンションは通りかかる人が皆「こんにちは」と声をかけてくれ、通路なども掃除が行き届いています。
どちらを選ぶかと言われれば、もちろん後者ですね。
おそらく値段が一割くらい安くても前者のマンションは買わないはずです。
何故なら、購入者は皆心配なのです。どんな人が住んでいるのか、自分はうまくその人達とやっていけるのかということに。
そう考えると、暖かいコミュニティがあるだけで、数百万円の価値の差が出てもおかしくないということです。
逆に言うと、もし現在皆様の団地のコミュニティが弱いと感じられるなら、それは大きなチャンスです。
コミュニティの強化で大きな価値の改善余地があるということができるからです。
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ではコミュニティを強化するにはどのような手段があるでしょうか。
ぜひお勧めしたいのは、楽しみながら改善する方法を考えることです。
無理をして強制的に実現しようとすると長続きしません。気楽にスタートして長く続けるのがコツです。
例えば、団地に集会室があるのなら、そこを思い切り快適な空間にしてみましょう。
絵を飾ったり、皆さんの家から本を持ち寄ったり、快適ないすを入れてみたり。
そして総会や理事会などの事務的な利用に限定されているなら、是非趣味のサークルなどでも気軽に使用できるようにしてみましょう。
要は、今まであまり来なかった人が気軽に訪れる憩いの場をつくるということです。
それによって、知らなかった人同士が「こんにちは」と声を掛けるような環境ができます。
それが顔見知りを増やし、「お仲間」意識につながるのです。
「お仲間」がいる団地ほど楽しいところはありません。
自然とその団地を守りたいという意識が強くなっていくことでしょう。
これがコミュニティづくりの第一歩となります。