女性の活躍 施工管理 M.F.

INTERVIEW

女性の活躍

施工管理

M.F.

工事本部 工事第2部 課長
1級建築施工管理技士
2001年4月新卒入社

父の影響でゼネコンに憧れ、母の影響でヤシマに出会う。
初の女性現場代理人はこうして誕生した。

M.F.写真

父がゼネコンに勤務していたので、幼少のころから、父がつくった建造物や海外のプラントなどを見る機会が多く、私も将来はこういった壮大な仕事がしたいと夢見ていました。就職活動中は、ゼネコンで施工管理を希望しましたが、当時は就職超氷河期、しかも10数年前の建設業界では、女性の施工管理職という需要はほとんどありませんでした。

卒論の時期も迫り、就職先も決まっていない…。そんなとき、偶然にも母の実家のある荻窪でヤシマ工業の会社説明会があると知り、運命に導かれるように参加しました。これまで新築しか考えてなかったので、「改修業界」についてまったく知りませんでしたが、この説明会で、会社のビジョン、仕事の内容を聞き、「こんな分野があったのか」と目から鱗が落ちるとともに、「この仕事をしてみたい」と強く思ったのです。

一方、ヤシマ工業でもこれまで女性の施工管理職の採用実績はなく、会社としても大きなチャレンジだったそうです。しかし、無事内定をいただき、私が初の女性現場代理人となりました。その後16年間、女性現場代理人として現場に入っています。まだまだ女性は少ないですが、10数年前に比べ、だいぶ女性の現場進出を感じられるようになりました。

入社2年目に携わった現場に、13年ぶりに携わる。
思い出の地で、自らの成長が問われる。

M.F.写真

ヤシマ工業に入社してから約30件にもおよぶ物件に携わってきましたが、どの現場も、立地条件、規模、客層、いずれも千差万別。ある現場で成功したことが、別の現場で通用するとは限らないのが、この仕事の難しさでもあり、やりがいでもあります。

なお、現在私たちが入っている現場は、600世帯もある築44年の大規模マンションで、工期が約13カ月と大がかりなものです。敷地内に公園や幼稚園もあり暮らしやすく、お年を召した方から、お子さまをお持ちの若いご夫婦までバランスよく同居する、まさに一つの街としてのコミュニティが形成されています。実はこの現場、私が入社2年目のときに一補佐として入らせていただいた現場です。

それから約13年が経ち、もう一度ヤシマ工業にご発注いただき、今度は私が代理人を任せていただくことに。工事説明会で管理組合さんから、「以前来てもらったM.Fさんが、今度は代理人として担当します」とご紹介いただくなど、どれほどの居住者様が当時のことを覚えているかはわかりませんが、前回と今回の仕事ぶりを見てもらえるため、自らの成長が問われる、思い出深い現場となることでしょう。

女性現場代理人ならではのメリットは確かにある。
この先も必要とされ続ける限り、ずっと現場で活躍したい。

M.F.写真

社会的にも女性の施工管理職が増えてきましたが、とくにマンションの修繕工事の場合、女性現場代理人の需要は確実に高いと言えます。というのも、日中触れ合うお客様は、おじいちゃんやおばあちゃん、主婦層が中心なので、女性のほうが話しかけやすく、安心感を与えることができるというのが大きなメリットです。また業務上、居住者様のお部屋にお邪魔することが発生しますが、女性のお客様の場合、同じ女性同士、部屋が散らかっていても、すっぴんでも、気にせずに部屋の中を案内できるので助かると言われることもよくあります。

私はヤシマ工業初の女性現場代理人として、20代はがむしゃらに働き、30代は自分ひとりで物件を任されるなど、充実した日々を過ごしました。たしかに外の世界から見たら、現場は厳しく、たいへんな仕事に見えるかもしれませんが、お客様からのお褒めの言葉や励ましの言葉も多く、気づいたときには楽しいことばかりを思い出します。

先日40歳になりましたが、年齢が許すかぎり、お客様が許す限り、ずっと現場をやりたいと思っています。そして私の背中を追いかけてくる若い女性たちの目標になれるよう、この先も頑張っていきたいです。

M.F.写真
社員インタビューTOPに戻る
このページのトップにもどる