異業界からの転職 技術営業 N.T.

INTERVIEW

異業界からの転職

技術営業

N.T.

営業本部 営業第2部
2014年7月キャリア入社

インターネットで何でも買えるような時代だからこそ、
自分が介在する価値を感じる仕事がしたかった。

高山典久写真

私は前職、コンタクトレンズの小売業で販売企画やエリアマネージャーをしていました。
ここ数年でコンタクトレンズ業界は大きく成長しましたが、同時に激しく変化もしてきました。
というのも、インターネット通販で気軽にコンタクトレンズが購入できるようになったことで、マーケットも伸びましたが、極端に言えば「どこで買っても同じ」状態となり、完全な価格競争になったのです。

お客様に店舗に来ていただければ、サービス内容で差別化もできるのですが、インターネット通販だと、1円でも安いほうが選ばれる。その業界構造に限界を感じことが転職を考えるきっかけとなりました。

インターネット決済で終わらないもの、人が介在するからこそ意味のある商材を扱いたいという想いで会社選びをする中、当時、大規模修繕工事だけなく、リノベーションにも力を入れているヤシマ工業に出会いました。まさに、人と人、人と住まいの関係性を長く構築していける仕事に自分の存在価値を見出せたのです。もちろん不動産業界はまったくの異業界。不安がなかったといえばウソになりますが、30歳半ばという年齢も考え、思い切ってチャレンジしました。

マンションやビルは人のからだと同じ。
まずはそこをご理解いただくことから信頼関係を構築。

高山典久写真

私の部署がご担当させていただくお客様は、おもに賃貸マンションやビルのオーナー様です。
新規で飛び込み営業することはなく、お電話などでお客様からお問合わせいただくことが多く、お打ち合せのアポイントをいただいてから関係性がスタートします。

具体的には、ご自身の所有する物件が古くなり、問題が出たので修繕工事をしたいといったご相談が多いといえます。というのも、分譲マンションでは管理組合があり、10〜15年周期で修繕計画を立てるのが一般的ですが、オーナー様の場合、所有者がおひとりのため、修繕計画まで考えておらず、気が付いたら築40年も経って、いろいろと問題が出てきたということがよくあります。

マンションやビルは人のからだと一緒で、定期診断により、病気を早期に発見できれば小さな治療で済みますが、手遅れになると大きな手術が必要になり、それだけお金もかかってしまいます。いかにマンションやビルの潜在寿命が100年あったとしても、それでは長持ちさせることはできません。

そのことをしっかりオーナー様にご理解いただくことで、信頼関係を構築するようにしています。

工事が終わってからが本当のおつきあい。
だからこそ、200年以上続いていることの重みがある。

高山典久写真

とはいえ1円でも安いほうがいいのは、コンタクトレンズも工事も同じこと。当然コンペになることもありますが、正直、街の工務店さんには価格勝負では勝てません。

お見積りひとつ見ても、工務店さんが「一式」とするところを、私たちは、屋上の水洗いでいくら、下地でいくら、と細かく算出します。大規模修繕ともなれば、現場をしっかり見て、お見積りに1カ月かけることもあります。それだけ懇切丁寧にご説明することをモットーとしていますし、その姿勢が、ヤシマ工業が200年以上も続いてきた理由なのです。

よくお客様から、「以前担当していた工務店さんがなくなってしまって…」とか「ゼネコンさんが倒産してしまったので…」というご相談をいただくことがありますが、私たちは、200年以上にわたる実績と信頼を礎に、安心して長くおつきあいいただけるよう努めています。

なぜなら、工事が終わってからが本当のおつきあいだからです。今後は、設備や外構のデザインまでトータルでプランニングできるスキルを身につけ、オーナー様の物件が「満室」につながるようなご提案をしていきたいと考えています。

工事は手段であって目的ではありません。ただの工事屋で終わらないよう、日々精進していきたいと思います。

高山典久写真
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